全国無料出張査定!!carivew愛車無料査定

VWポロ DSGの故障について

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

2008年にVWゴルフ5の後期モデルに、TSIエンジンとDSG(ダイレクトシフトギアボックス)が初めて搭載されて今年で10年になります。

最初は何かとトラブルが多かったDSGですが、2013年のリコール以降は大きなトラブルは表面化しておらず、耐久性が良くなってきたのだろうと推測できます。

おそらく、VW車を買おうと思っている多くの方が、DSGの耐久性を気にしているのではないでしょうか。

DSG(DCT)とは

DSGは、グローバルスタンダードではDCT(デュアルクラッチトランスミッション)と呼ばれています。

アメリカにある変速機メーカーの、ボルグワーナー社が特許を持っているそうです。なので、以降は一般的な話をするときは「DCT」という名称を使いますのでご了承ください。

市販車では、ポルシェ911が2008年から、フェラーリが2011年からDCTを採用し、海外では大パワーを持つ車はほぼ例外なくDCTを採用しています。

実は、市販車では世界で初めてDCTを搭載したのは、2003年に発売されたフォルクスワーゲン・ゴルフR32なのは、日本では殆ど知られていません。R32は日本でも市販されていました。

4代目ゴルフR32は、V型6気筒3.2リットルSOHCエンジン、241PS トルク32.6kg/m、フルタイム4WDでした。

面白いことにリアサスは、トレーリングアーム付きマルチリンクとなっています。(おそらくゴルフ5から採用されたマルチリンクの原型です)

DCTの基本構造はポルシェもフェラーリもフォルクスワーゲンも同じです。(VWは、ドイツシェフラー社製ですが)

DCTを採用する目的は、大パワーで高速に走ることを想定した高級車では、MT(マニュアルトランスミッション)を操作する人間の技量の方が追いついていけないためです。

DCTの変速動作は、約0.2秒程度で瞬時に行われます。トルコンAT車は0.6秒程度、MTなら普通のドライバーでは速くて1.7秒程度はかかります。

この時間が短ければ短いほど、タイヤに伝わるトルクが中断する時間が短くなるので、安定した走行ができるという訳なのです。

DCTは、ここ10年ほど、スポーツカーなどで盛んに使われてきました。登場した当時と比べれば、耐久性も大きく向上しています。

DSGの故障箇所

次のわかりやすい画像の出典はこちらです。
http://res.sin11.net/tech/dct.html

フォルクスワーゲンのメカニックさんに聞いた話ですが、DSGの故障は二とおりあるそうです。ひとつは多段クラッチのジャダー現象(振動と音)。もう一つは、2-4-6-R速ギヤの変速不良です。

当初はクラッチの不良が多かったようです。2013年以前のDSGは、動き出す際の半クラッチ動作におけるエンジン回転がうまく制御できていなかったようで、アクセルを大きく踏み込んで発進すると、ガツンとクラッチが繋がって、大きなショックがありました。

2013年以降は、これがなくなりました。どんな状態でアクセルを踏み込んでも、実にスムーズにクラッチが繋がって発進します。

その分、面白みが薄れた感はあります。ゴルフRのような高出力車でも、出足がとてもゆっくりと感じます。クラッチに過剰な負荷をかけないプログラムになっています。

クラッチに関しては、通常の走行をする限り大丈夫だと思われます。

ギヤが切り替わらないというのは、Youtubeにその現象が出ていたりします。油圧でギヤを切り替えるのですが、おそらくプランジャという油圧をかける装置の故障でしょう。

AT車では、ギヤごとに切り替え操作をしますが、DSGでは、1-3-5-7速ギヤと2-4-6-R速ギヤの2シャフト構造なので、2速側が壊れると2-4-6-Rが全て効かなくなりますし、1速側が壊れると1-3-5-7が全て効かなくなるというリスクはあります。

でもこれは非常に稀なケースだと思われます。

結論としては、現在のDSGは信頼性が高く、おそらく10万キロ程度までは問題なく乗れるはずです。(それ以上をDSGで乗った方の情報がまだないので)

※ちょっと訂正しなければなりません。
2019年8月21日にDSGに関するリコールが届出されました。メカトロユニットのケースが損傷して油圧が低下し、最悪の場合は車が動かなくなる恐れがあります。

10万キロは持たない可能性が高いです。

DSGの乗り方

DSGで気をつけたいのは、発進時の半クラッチのみです。半クラッチをできるだけ短時間にすることと、半クラッチ状態で過大なトルクをかけないようにすることが重要です。

現在のDSGは、コンピューターソフトが進化したため、半クラッチを意識することは、実際にはまずありません。

半クラッチになっているのはこんな状態です。

発進するときにブレーキペダルから足を離してそのままにすると、約0.5秒後ぐらいに擬似クリープ現象が発生して、そろそろと前進しようとします。このときに半クラッチになっています。

特に渋滞した道路で、疑似クリープ現象だけを使ってそろそろと前進するのが一番負担がかかります。動くときはアクセルペダルに足を載せて動きましょう。

最近の車はアイドリングストップが付いているので、通常の走りの中で半クラッチを意識できることはほとんどないかもしれませんが、ゴルフ6や先代のポロではわかります。

さらに、クラッチに過大なトルクをかけるのは、急発進時です。半クラッチ状態でアクセルを大きく踏み込むと、クラッチ板に大きな負荷がかかります。熱でクラッチ板が変形するおそれがあるので、急発進はできるだけ避けましょう。

最近のDSGはマイルドになった

2013年以降のDSGは、車種を問わずとてもマイルドになりました。アクセルベタ踏みで発進しても、1速はゆっくりと発進します。

ポロブルーGTやゴルフRでさえそうなっています。300PSもある車でも、発進時はゆっくりと動き出すのです。蹴飛ばされるようなスタートではありません。

DSGの制御コンピュータがそのようにプログラムされているためと、1速のギヤ比が特に低く設定されているためと思われます。その理由は、乾式多段クラッチの保護のためです。

1速はすぐに2速にシフトアップされ、2速後半からスムーズに速く加速します。

DSGはとても進化しています。トラブルが多発した10年前とは別物と言っていいでしょう。DSGの信頼性は高いと考えます。

車の買い替えなら値引き+無料一括査定

車の買い替えなら値引き交渉を進めつつ、さらにトータル支払いを安くするために、愛車の無料一括査定サービスを活用し、査定アップをねらった方が得策だと思います。

⇒ 一括査定ランキングのページへ